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学力低下は予定通りだった!? 「ゆとり教育」の真の目的とは?

 

こんばんわ!TKCです。今回が初記事です。

 

 今となってはマイナスな文脈でしか語られることがない「ゆとり教育

詰め込み教育がイジメや校内暴力の原因だから、生活にゆとりを持たせよう!

生きる力を養おう!そんな名目で始められました。いやいやいや、そんなんで解決するの?普通の人ならそう思います。詰め込み教育や受験戦争じゃなくてもっと別の原因があるんじゃ?そんなツッコミが入らかったんでしょうか?

 

ところが2000年ごろ、三浦朱門という文化庁長官を務めた作家が本音をポロリと漏らしてしまいます。

 

学力低下は予測し得る不安というか、覚悟しながら教課審(教育課程審議会)をやっとりました。いや、逆に平均学力が下がらないようでは、これからの日本はどうにもならんということです。」

「つまり、できん者はできんままで結構(中略)できる者を限りなく伸ばすことに振り向ける。百人に一人でいい。やがて彼らが国を引っ張っていきます。」

「アメリカやヨーロッパの点数は低いけど、すごいリーダーも出てくる。日本もそういう先進国型になっていかなければいけません。それが’’ゆとり教育’’の本当の目的。エリート教育とは言いにくい時代だから、回りくどく言っただけの話だ」(斎藤、2016、p60、61)

 

下を切り捨てて上のみを優先する、こういった思想はどこから来たんでしょうか?

 

 そもそもゆとり教育を審議したのは臨時教育審議会という組織で、それ設置したのは中曽根元首相です。この人がゆとり教育の親と言えるでしょう。

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中曽根元首相が現役だった当時、イギリスではサッチャー新自由主義に基づく改革で辣腕を振るっていました。中曽根元首相がそれに影響されたことはほぼ間違いないと言われています。

優れた個人が何よりも優先され、その障害となるものは取り除かれるべきである。

これが新自由主義の基本思想です。つまりゆとり教育とは、中曽根元首相とその周辺の人物が新自由主義のドクトリンを教育に適用しようとした教育政策だということです。

 

 中曽根元首相は最近になって「臨教審(臨時教育審議会)は失敗だった」という趣旨の発言をしているようです。こっちはいい迷惑ですね・・・

 

 

 

 終わりに、近々センター試験が廃止され新共通テストが導入されるようですが、これにはどのような意図が隠されているんでしょうか?気になりますね~

 

参考文献:斎藤貴夫「機会不平等」岩波書店2016年